ワキガを対策する方法として、クリアネオを塗布したり塩化アルミニウムを塗ったりとさまざまな方法があります。
どちらを使ってケアした方が良いのか説明していきますので、クリアネオと塩化アルミニウムの違いをチェックしておきましょう。
塩化アルミニウムにはどんな効果があるの?
ワキガや多汗症の対策として、塩化アルミニウム液が効果的だと注目を集めています。
塩化アルミニウム液とは塩化アルミニウムを溶かした水溶液のことを指し、肌へと塗布することでどんな働きをしてくれるのか見ていきましょう。
- 汗の中に含まれているタンパク質と結合し、毛穴を塞いで汗の発生を抑える収れん効果を持つ
- 高い殺菌作用によってワキガの臭い物質を作る雑菌の繁殖を防ぐ
一過性の効果で肌へと塗っている時にしか効き目がないものの、日本皮膚科学会の原発性局所多汗症診療ガイドラインでも多汗症の治療に役立つと推奨されていました。
近年の研究では長期間に渡る使用で汗腺そのものを委縮させる働きを持つことが明らかとなり、脇汗の分泌量が減ればワキガの臭いも改善されるというメカニズムです。
塩化アルミニウム液の正しい使い方をチェック!
塩化アルミニウム液を使ってワキガを対策するには、正しい使い方を守らなければなりません。
どのような流れで塗布すれば良いのか、使用前にチェックしておきましょう。
- 汗をかくと薬剤が流れやすく、患部を清潔にして汗の出ていない状態をキープする
- おすすめのタイミングは就寝前で、適量の塩化アルミニウム液を脇の下へと塗布する
- 軽く肌へと擦り込むように塗っていくのがポイント
- 肌を触ってみて乾いたなと感じたら衣服を着用する
塩化アルミニウムを含むデオドラント剤はデトランスαやオドレミンなどいくつかの種類があり、製品によって使用量の目安が異なります。
「毎日の使用ではなく塗布する間隔を延ばす」といった薬剤もありますので、間違った使い方をしないように事前に確認しておいてください。
クリアネオと塩化アルミニウムのどっちが良い?違いはある?
ワキガを対策するにあたり、「クリアネオと塩化アルミニウムはどっちが良いの?」と疑問を抱えている女性は少なくありません。
2つのグッズには作用機序に違いがあり、「○○○の方が良い」とは一概に決め付けることはできず、個人の目的や体質によって異なります。
しかし、多汗症ではなくワキガによる臭いを抑えたいと考えている女性には、塩化アルミニウムではなくクリアネオがおすすめです。
塩化アルミニウムはあくまでも汗の発生を食い止める効果しかなく、消臭作用を得ることはできません。
- 汗によって発生する臭いを防ぐ
- 汗と関係のない臭いは防げない
- わずかに汗をかいても臭いが出る
こういった特徴があり、脇汗対策としては適していてもワキガの対策では不十分な要素がいくつかあります。
一方でデオドラントクリームのクリアネオは制汗作用で汗を抑えるだけではなく、外側からの臭いを抑制する柿渋エキス(柿タンニン)やシャクヤクエキスなどほかの天然成分も同時に配合されているのです。
塩化アルミニウム液を塗布しても少量の汗をかくことはありますし、汗から出た臭いも同時にケアしたいのであればクリアネオを使ってください。
塩化アルミニウムの副作用に注意!
クリアネオと塩化アルミニウムとでは、副作用の有無に違いがあります。
汗を抑える効果では塩化アルミニウムの方が高いものの、以下のように副作用のリスクがあるので注意が必要です。
- 濃度があまりにも高すぎると赤くなったりかぶれたりする
- 肌自体に合わないと湿疹や蕁麻疹が形成される
- 汗が詰まって上手く出られない時に小さな水疱ができる
- 体内へと蓄積すると痴呆症(アルミニウム脳症)のリスクがある
肌荒れの大きな原因になりやすいので、敏感肌の女性には無添加で無香料の安全性にこだわったクリアネオをおすすめします。